執着を無くすヒントは幽界にあり

やめたくても、執着を手放す事が出来ない。
頭では駄目だと分かっているのに止められない。

あなたにも一つや二つあるかもしれません。
そんな執着を手放すヒントが幽界にあります。

幽界とは死後あなたが、あなたの姿で過ごす、魂を浄化する場所です。
幽界で魂は、生前の行いを反省します。自分の内面と向き合う事で魂を浄化するのです。
魂を浄化し、心残りを消化する事で、霊界にある自分の類魂に戻る準備ができます。

天国や地獄とは、幽界の階層の高さを表したものですが、実はそんな物はありません。
幽界の景色は、あなたの心の状態が反映された世界です。

ですから、心が穏やかで喜びに満ちた人の景色は天国に。
心が荒み、怒りや悲しみに満ちた人の景色は地獄になります。

死後、いわゆる「地獄」に魂が移行したとしても、魂はそこに永遠に留まるわけではありません。
地獄にいる魂にとっては、その苦しみは永遠の様に感じるかもしれませんが、自らを見つめ、心の殻を破っていく事で魂は浄化され、心は穏やかになっていきます。

そして、これが重要なのですが、例え魂が地獄に移行したとしても、ガイド(守護霊)は地上にいたとき同様、その魂を見守り続けています。その愛に終わりはありません。ただ、当人の波長が下がっている為、ガイドの存在に気付くのは容易ではありません。本人が自らを見つめ直し、魂を浄化する事によって、ガイドの存在に気付き、その声に耳を傾ける事が出来る様になります。そこでようやく、霊界の類魂へ里帰りできる第一歩となります。

さて、前置きが長くなりました。「執着を無くすヒント」ですが、今回はいわゆる「天国」にスポットを当てて、その方法を探ってい行きたいと思います。
幽界の上の階層にある「天国」とはまさしく楽園です。餓えや寒さ暑さもなく、怒り苦しみ悲しみ、争いが存在しない世界です。そこでは食事をとる必要が無く、眠る必要が無く、動物たちも弱肉強食の鎖から解き放たれています。みな心穏やかです。

望む事はイメージするだけで、全て行う事が出来ます。食べたいだけ料理を食べれますし、心行くまで音楽を観劇をスポーツを、友人との会話を楽しむ事が出来ます。移動手段も簡単です。望めば、車を使う事も出来ますが、イメージのみで行きたい場所に移動できるので、次第に誰も使わなくなります。詳しくはネヴィレ・ランダル(著)の「500に及ぶあの世からの現地報告」に幽界での過ごし方がレポートされています。スピリチュアリズム普及会のサイトに、その内容が紹介されていますので、興味のある方はそちらをご参照ください

幽界にはお金はありませんが、仕事はあります。建築家は家を作り、保育士は子供の面倒をみて、料理人は美味しい料理を提供します。みな生前での仕事、もしくは生前にやりたかった仕事をしています。技能は必要ありません。幽界はイメージのみで望みを叶えられる世界です。もちろん仕事をしたくないなら、のんびり過ごすのでも構いません。貨幣経済が存在していませんが、みんなその仕事をやりたいからやっています。対価の報酬は、そこから得られる皆の喜び。すなわち愛です。

それでは何故、そのようなプロセスを幽界で踏むのでしょうか?幽界での生活は、類魂に帰る為の準備期間です。人の生活に満足を得て、望むままに欲望を消化する。なんでも叶う世界ですから、そんな世界では「願いを叶える必要がむしろ無い」事に気付きます。気付く事によって魂(心)は執着を手放す事が出来るのです。

平たく言うと、「執着していた物に」飽きるのです(笑)。例えるなら、あなたの大好物が美味しいケーキだったとして、なんの苦労もなく朝昼晩365日、そのケーキを食べたとしたら、さすがに飽きますよね?
幽界での生活は、現世での想い残しを一つずつ消化する為に必要なのです。

心ゆくまで望みを叶え、幽界での仕事を通して愛を提供し愛を感じた魂は、悟りを開き霊的進化向上のみを望む様になります。本当に大切な物は何か?真理に近付き執着を手放した魂は、自分の姿かたちにも拘らなくなり、幽体を脱ぎすて霊界にある類魂に帰っていきます。

・幽体の説明「霊能力者が、”人の身体の悪い所”が分かる理由」

ここに、現世において「執着をすてるヒント」があります。私が提案するのは「飽きるまでやろう!!」です(^^笑)。ただし、ただ飽きるまでやるのではありません。あなたが、執着を無くしたいと感じているのであれば、あなたは執着の対象、はたまた執着する自分の行動が、実に下らない物だと気付いているはずです。では何故、下らないと気付きながらも、執着を解消できないのか?その理由は

・欲望を解消できていない
・執着の理由を理解していない

の2点です。欲望を解消しつつ、その理由を内観分析しましょう。下らない物だと気付いていながらも、その理由については案外、気付いていなかったりする物です。執着の理由が判明していくと、自分の中でその下らなさに、どんどん拍車がかかります。そのうち馬鹿らしくなり、執着を解消、手放す事が出来るようになります。

生きていようが死んでいようが同じ魂です。答えはあなたの中にあります。現世でも幽界でもやる事は同じです。しっかりと内観することで、あなたの奥底にある声に耳を傾け、執着を浄化する事が可能になります。

次回は、執着がおきる理由を、心理学の観点から解説したいと思います。あなたの内観の切っ掛けになれば幸いです。

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